TORASSの薄型モバイルバッテリーをレビュ────────ッ!
半固体の安心感!そして薄い!デザインもいい!
半固体電池のモバイルバッテリーを選ぶ理由

これまでモバイルバッテリーは、容量と充電速度を中心に選んでいた。
ただ最近は、安心して持ち歩けるかも無視できない要素になってきている。
モバイルバッテリーは毎日カバンへ入れる。
マグネット式なら、充電中はiPhoneの背面へ密着した状態になる。
そう考えると、価格や薄さだけで選ぶのは少し・・・というかかなり怖い。
半固体電池だから絶対に事故が起きないわけではないんだけど、それでも従来の電池より発熱や発火のリスクを抑えやすいなら、これからは半固体電池を選ぶほうが良さそうだ。
そこで今回試すのが、TORRASのMiniMag Pro。
半固体電池を採用したマグネット式モバイルバッテリーで、5000mAhと10000mAhの2種類が用意されている。
これからモバイルバッテリーを買うなら半固体電池を選ぶべきと思ってるオレが、実際の使用感と旧型との違いを見ながら考えていく。
MiniMag Proについて
基本情報
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TORRAS MiniMag Proは、iPhoneの背面へ磁力で装着できるモバイルバッテリー。
ケーブルでの充電も可能だが、背面へ取り付けるだけでも充電できる。
5000mAhモデルは薄さと軽さを重視したモデル。
10000mAhモデルは容量と充電性能を重視したモデルだ。
どちらもATL製の半固体電池を採用。
グラフェン素材も使われており、充電中の温度上昇を抑える設計になっている。
主なスペックは以下のとおり。
| 項目 | MiniMag Pro 5000mAh | MiniMag Pro 10000mAh |
|---|---|---|
| バッテリー容量 | 5000mAh | 10000mAh |
| 電池タイプ | 半固体電池 | 半固体電池 |
| バッテリーセル | ATL製セル | ATL製セル |
| サイズ | 102×64×8mm | 103.6×70.1×14mm |
| 公称重量 | 110g | 195g |
| 無線出力 | 最大7.5W | 最大15W |
| USB-C出力 | 最大20W | 最大30W |
| マグネット吸着力 | 13N | 13N |
| 1%単位の残量表示 | 非対応 | 対応 |
| 釘刺し試験 | クリア | クリア |
| 温度対策 | 従来比約10℃低減 | 従来比約10℃低減 |
| 機内持ち込み | 対応 | 対応 |
旧型と新型の5000mAhモデルは、サイズも公称重量も同じ。
新型だから薄くなったわけではない。
MiniMag Pro 5000mAhの進化は、主にバッテリーの中身にある。
半固体電池や13Nのマグネットを採用し、安全性と安定性を強化している。
10000mAhモデルは厚さ14mmで、公称重量は195g。
5000mAhモデルより大きくて重いが、その代わり無線15Wと有線30Wに対応しており、1%単位の残量表示も備えている。
写真で見るMiniMag Pro
まずはMiniMag Proの5000mAhと10000mAhを並べる。

正面から見ると、極端なサイズ差は感じない。
10000mAhモデルのほうが少し大きいものの、どちらもiPhoneの背面へ収まりやすい形状だ。


その他もろもろの写真は以下。
違いが分かりやすいのは側面。
5000mAhモデルの厚さは8mmに対して、10000mAhモデルは14mmある。
数字では6mmの差しかないが、iPhoneの背面へ装着すると体感差はかなり大きい。
5000mAhモデルはiPhoneと一体化しやすいが、10000mAhモデルはモバイルバッテリーを装着している感が強くなる。
装着時のカメラ部分への干渉はなく、側面のボタン操作にも影響はなかった。
主な特徴
- 半固体電池
MiniMag ProはATL製の半固体電池を採用。
損傷時の急激な温度上昇を防ぎやすい構造。 - 発熱対策
ATL製セルとグラフェン素材を組み合わせ。
従来の電池より表面温度を約10℃低減。 - 13Nのマグネット
充電位置がズレにくく、無線充電を安定化。 - 無線と有線に対応
iPhoneの背面へ装着して無線充電可能。
USB-Cケーブルで有線充電へ切り替えも可能。 - デジタル残量表示(10000mAhモデルのみ)
10000mAhモデルは残量を1%単位で確認可能。 - 豊富なカラー展開
4色から選べるためiPhoneやケースに合わせやすい。
性能だけでなく見た目にもこだわれる。
5000mAhモデルを旧型との比較
デザイン
続いて旧MiniMagとMiniMag Pro 5000mAhを並べる。

新旧モデルは同じサイズ。
外形寸法だけを見ると、大きく変わったようには見えない。


旧MiniMagとMiniMag Pro 5000mAhは、基本的なシルエットが似ている。
どちらも薄い板状で、iPhoneの背面へ収まりやすい。
外形寸法は同じなので、見た目だけでは大きな進化を感じにくい。
新旧モデルの違いは、表面処理やカラーを並べると分かりやすい。
デザインだけを理由に買い替える製品ではなく、新型の価値は内部のバッテリーと発熱対策にある。
サイズと重さ
旧型と新型の5000mAhモデルは、どちらも102×64×8mm。
公称重量も110gで同じだ。
つまり新型になっても、薄さと軽さは変わらない。
旧型の時点で完成度が高い部分を、そのまま引き継いでいる。

新型の実測重量:114g
公称値は同じでも、手元の個体では差が出る可能性がある。
実測値を並べると、新旧モデルの違いがより分かりやすくなる。
充電速度

旧MiniMag 5000mAhとMiniMag Pro 5000mAhは、どちらも無線充電が最大7.5W。
充電性能に大きな差がないため、今回は細かい時間計測まではしていない。
実際に使うと、7.5Wの無線充電はやはりゆっくり。
短時間で一気に回復させるより、iPhoneの背面へ付けたまま少しずつ補充する使い方が合っている。
カフェや移動中に取り付けておけば、バッテリーの減りを抑えながら充電できる。
反対に残量が少ない状態から急いで回復させたい場合は、無線充電だとかなりもどかしい。
一方で有線出力は、旧モデルの最大15Wから最大20Wへ強化された。
数字上は5Wの違いだが、充電速度を優先するならケーブルを使うほうが現実的だ。
普段は無線で手軽に補充し、急いでいる場合はUSB-Cケーブルを接続する。
使い分けが一番合っていると思う。
半固体電池

新旧モデルで最も大きな違いは電池タイプだ。
旧型はリチウムポリマーを採用していたが、新型はATL製の半固体電池へ変わった。
新型は釘刺し試験もクリアしていて、内部短絡が起きた場合でも発熱や発火を抑えやすい設計だ。
容量や薄さは変わらない。
しかし、安全性と発熱対策はしっかり進化している。
半固体電池だから事故が絶対に起きないわけではないので、高温になる場所を避けるなど基本的な扱い方は従来モデルと同じだ。
それでも毎日持ち歩く製品だからこそ、発火リスクを抑えた構造には魅力がある。
買い替えの判断

旧MiniMagに不満がないなら、急いで買い替える必要はないと思う。
容量とサイズは変わらず、無線出力も最大7.5Wのままだ。
有線充電は新型が20Wで旧型が15Wという違いはあるが、買い替える決定打になるほどではない。
無線充電の速度を上げたい場合は、新型5000mAhへ変えても大きな差はない。
充電性能を重視するなら、10000mAhモデルのほうが分かりやすい。
一方で安全性が気になるなら、新型へ買い替える意味はある。
旧型から新型へ変える理由は、容量や薄さではない。
半固体電池の安心感に価値を感じるか。
結局はここで判断する製品だと思う。
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10000mAhの使用感
無線充電の速度

MiniMag Pro 10000mAhを使い、まずはiPhone 17 Proを無線充電した。
iPhoneにはPITAKAのケースを装着している。
検証中は画面を操作せず、机の上へ置いたまま放置した。
結果は以下のとおり。
| 経過時間 | 時刻 | iPhone 17 Pro | MiniMag Pro |
|---|---|---|---|
| 開始 | 9:53 | 19% | 100% |
| 1時間後 | 10:53 | 59% | - |
| 1時間45分後 | 11:38 | 80% | 54% |
最初の1時間で、iPhoneは19%から59%まで回復した。
その後は45分で21%増えた。
開始から1時間45分で80%に到達している。
無線充電なので、短時間で一気に回復する速さではない。
それでも19%から80%まで戻せれば、外出先では十分に使える。
カフェや移動中に背面へ取り付ける。
そのまま放置すれば、気付いた頃には安心できる残量まで回復している。
無線充電は速さより手軽さやケーブルが不要な点が魅力なので、MiniMag Proにもこの使い方が合っている。
バッテリーの減り方

iPhoneが19%から80%になるまでに、MiniMag Proは100%から54%まで減った。
モバイルバッテリー側の消費は46%だ。
注目したいのは、iPhoneを80%まで戻しても54%残っていること。
帰宅までにもう一度補充したい場面でも、まだ余裕がある。
5000mAhではなく10000mAhを選ぶ理由はここにあって、重さと引き換えにバッテリー残量を気にしなくてよくなる。
ケース越しの安定性

iPhone 17 ProにはPITAKAのケースを装着していて、ケース越しでもマグネットはしっかり固定された。
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検証中に位置がズレることはなく、無線充電が途中で止まることもなかった。
今回は机の上へ置いた状態で検証している。
それでも通常の使い方なら、ケース越しでも十分な吸着力だと感じる。
カメラ部分への干渉もなく、ボタン操作にも影響はない。
充電中の発熱

無線充電中は、iPhoneとMiniMag Proが少し温かくなった。
体感では45℃前後だと思う。
ただし温度計で測った数値ではなく、あくまで手で触れた感覚になる。
触れないほど熱くなることはなかったし、充電を止めたくなるような不安もない。
検証中はiPhoneを操作していないため、ゲームや動画を使いながら充電すると温度がさらに上がる可能性はある。
半固体電池でも発熱がゼロになるわけではない。
今回の条件では、少し温かいと感じる程度だった。
重さと操作性

10000mAhモデルの公称重量は195g。
iPhone 17 Proへ装着すると合計444gにもなり、手に持った瞬間にずっしりと感じる。
ただし持てないレベルではなくて、両手で操作するなら装着したままでも普通に使える。
カメラやボタンへの干渉もなく、背面へ取り付けたまま使うこと自体は可能だ。
気になるのは重さより厚み。
背面へ14mmのバッテリーが追加されるため、片手操作はなかなか難しくなる。
特に画面左上へ指を伸ばしにくい。
片手操作が多い人は、5000mAhモデルのほうが扱いやすい。
有線充電の速度

普段は背面へ装着したまま無線で充電すればいいが、急いでいる場合はUSB-Cケーブルを接続するのがいい。
MiniMag Proを背面へ付けた状態でも、ケーブルで接続した場合は有線充電が優先される。
バッテリーをiPhoneから外す必要はない。
磁力で一体化した状態はそのままに、充電方法だけを有線へ切り替えられる。
バッテリーがiPhoneから離れないので、充電中もひとまとまりになる。
| 経過時間 | iPhone 17 Pro | MiniMag Pro |
|---|---|---|
| 開始時 | 21% | 89% |
| 58分後 | 80% | 52% |
開始は8:54、終了は9:52。
検証時間は58分だった。
iPhoneは21%から80%まで回復し、バッテリー増加量は59%。
その間にMiniMag Proは89%から52%まで減り、モバイルバッテリー側の消費量は37%だった。
無線充電の方ではiPhoneのバッテリーが19%から80%まで1時間45分かかっていて、MiniMag Pro側は100%から54%まで減っている。
今回の有線充電は、近い残量から80%へ到達するまで58分だった。
無線充電より47分短く、MiniMag Pro側の消費量も9%少ない。
検証条件は完全に同じではないが、充電速度にははっきりとした差が出た。
普段は背面へ装着したまま無線で充電、急いでいる場合はそのままケーブルを挿せばいい。
MiniMag ProをiPhoneから外す必要はないので、磁力で一体化した状態を保ちながら充電方法だけを有線へ切り替えられる。
普段は無線で、急ぐときは有線。
10000mAhモデルには、この使い分けが一番合っている。
良かったところ
MiniMag Proを使って良かったところは以下のとおり。
- 半固体電池を採用
- 13Nの強力なマグネット
- PITAKAケース越しでも充電が安定
- カメラ部分への干渉なし
- 5000mAhモデルは厚さ8mm
- 10000mAhモデルは有線最大30W
- 10000mAhモデルは残量を数字で確認可能
- 背面へ装着したまま有線へ切り替え可能
特に便利なのは、無線と有線を自然に使い分けられる点。
普段はケーブルなしで充電しておいて、急ぐときだけUSB-Cケーブルを挿せばいい。
10000mAhモデルなら容量にも余裕がある。
無線充電でiPhoneを19%から80%まで戻しても、MiniMag Proには54%残っていた。
残量が数字で見える点も分かりやすい。
5000mAhモデルより重いが、容量面の安心感は明らかに上だ。
気になったところ
MiniMag Proの気になるところは以下のとおり。
- 10000mAhモデルは重いしデカい
- 装着すると厚みが増える
- 片手では画面左上へ届きにくい(10000mAhモデル)
- 5000mAhモデルの無線出力は最大7.5W
- 充電中の発熱はゼロではない
- 半固体電池モデルは価格が高め
10000mAhモデルは軽さを重視する人にはあまり向かない。
iPhoneと組み合わせると、手にずっしりと重さが伝わる。
厚みも14mmある。
片手操作の快適さは、5000mAhモデルのほうが上だ。
5000mAhモデルは薄いものの、無線出力は最大7.5Wなのでやっぱり遅い。
充電速度を最優先する製品ではない。
MiniMag Proは容量単価で選ぶ製品でもないので、半固体電池や発熱対策に価値を感じる人向けだ。
5000mAhと10000mAhの選び方
5000mAhが合う人

5000mAhモデルは、薄さと持ちやすさを優先する人に合う。
- 毎日持ち歩きたい
- 荷物を軽くしたい
- 緊急時に補充できれば十分
- 充電しながらiPhoneを操作したい
- ポケットへ入れて持ち歩きたい
- 数字の残量表示は必要ない
厚さ8mmなので、iPhoneと一体化しやすい。
装着したまま操作する時間が長いなら、5000mAhモデルがオススメ。
容量は少ないが外出中の保険としては十分で、毎日持ち歩くならこの薄さが大きなメリットになる。
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10000mAhが合う人

10000mAhモデルは、重さより容量を優先する人に合う。
- 外出時間が長い
- 旅行や出張で使いたい
- 無線充電を中心に使いたい
- 有線充電も使い分けたい
- バッテリー残量を数字で確認したい
- 充電切れの不安を減らしたい
iPhoneを19%から80%まで無線充電しても、MiniMag Proには54%残っていた。
この余裕は5000mAhモデルでは得られない。
無線充電は15Wの出力があるから遅くはないし、有線30Wはスマホ充電なら爆速で終わる。
公称195gなので装着時の軽快さはないけれど、容量と充電速度を優先するなら10000mAhモデルの安心感は大きい。
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旧型で十分な人

旧MiniMag 5000mAhを問題なく使えているなら、急いで買い替えなくてもいい。
新型も容量は5000mAh。
サイズと公称重量も変わらなく、無線出力も最大7.5Wのままだ。
新型の魅力は半固体電池と発熱対策にある。
安全性を重視するなら、買い替える価値を感じやすい。
一方で旧型の発熱や磁力に不満がないなら、そのまま使い続ける選択も全然あり。
まとめ

TORRAS MiniMag Proは、半固体電池を採用したモバイルバッテリーで、5000mAhと10000mAhでは使いやすい場面がはっきり分かれる。
5000mAhモデルは厚さ8mmで、公称重量は110g。
毎日の持ち歩きや、外出中の補充に向いている。
10000mAhモデルは厚さ14mmで、公称重量は195g。
重さはあるが、容量と充電性能に余裕がある。
iPhone 17 Proを無線充電した結果は、19%から80%まで1時間45分。
その時点でMiniMag Proには54%残っている。
PITAKAのケース越しでも、位置ズレや充電停止はなかった。
発熱は少し温かい程度で、触れないほど熱くはならない。
基本的には普段は無線で急ぐときは有線。
この使い分けの運用がどちらもモデルでも可能なのが良い。
旧型から新しい5000mAhへ買い替えるかは、安全性をどこまで重視するかで決まる。
薄さと容量は変わらないが、半固体電池と発熱対策には魅力がある。
日常的な持ち歩きなら5000mAh。
旅行や長時間の外出なら10000mAh。
オレなら短時間の外出では5000mAhを選びつつ、充電切れを気にしたくない日は10000mAhを持っていくかな。
じゃ、おつ!
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