ガジェット レビュー

2ヶ月使ったKeychron B1 ProからMX KEYS miniに乗り換えた理由

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MX KEYS miniに乗り換えた理由

MX KEYS miniとKeychron B1 Pro。
どちらもテンキーレスで人気の高いキーボードだけど、最終的にオレが選んだのはMX KEYS mini。

スペック・デザイン・打鍵感・機能性の違いはもちろん、惜しい点まで比較し、リアルな使用感とともにMX KEYS miniを選んだ理由を詳しく解説!

ジミー
ジミー

ジミーです。
X(旧ツイッター)もやってます。


はじめに:乗り換えのきっかけ

MX KEYS miniとKeychron B1 Pro
どうしても我慢できないことが・・・

Keychron B1 Proは、テンキーレスかつ薄型パンタグラフでレトロなデザインが魅力的だった。
加えて全キーリマップ可能という自由度の高さもあってしばらくは満足して使っていたけれど、使い込むにつれ小さな違和感が蓄積。

特に気になったのが「高速タイピング中にキー入力が抜ける」という現象。
普段からある程度スピード感のあるタイピングをしているため、打ったはずの文字が画面に反映されないことが頻発。
作業効率に直結するこの問題は、徐々に我慢できないレベルになっていった。

一方で、B1 Proの前に使っていたLogicoolのフルサイズ版MX KEYS KX800ではそういった問題は全くなかった。
信頼感のある打鍵、安定した接続、そしてなによりキーが抜けないという安心感。
それらを思い出し、「やっぱり戻るしかないか……」とテンキーレス版のMX KEYS miniに乗り換える決断をした。

ちなみにKX800からKeychron B1 Proに乗り換えたのは「テンキーはいらない」という理由。

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MX KEYS miniとKeychron B1 Proの基本スペック比較

まず最初に、MX KEYS miniとKeychron B1 Proの基本的なスペックを見てみよう。

項目Logicool MX KEYS miniKeychron B1 Pro
接続方式・Bluetooth(最大3台マルチペアリング)
・Logi Bolt USBレシーバー対応(別売)
・Bluetooth 5.2(最大3台)
・2.4GHzワイヤレス(USBドングル付属)
・USB-C有線接続
キー配列83キー日本語配列(JIS)
※海外版にUS配列・ISO配列ありMac配列印字モデルあり
75%レイアウト(テンキーなし)JIS配列 / US配列を選択可
※Mac配列・Win配列を切替可能
スイッチ種類パンタグラフ方式(シザー式)
※各キー中央がくぼんだキーキャップ
パンタグラフ方式(シザー式)
※コンケーブ(凹型)キーキャップ採用
打鍵感キーストローク約1.8mm押下圧60±20g程度。
静音で安定したタイピング、キー荷重はやや重め
キーストローク公称値未公開(推定1.5〜1.8mm)。
軽いキー荷重で非常に静音ノートPCに近い軽快な打鍵感
バッテリー持続最大10日(バックライト常時オン時) / 最大5ヶ月(バックライトオフ時)最大1200時間(約50日)
※1日5時間利用で約8ヶ月相当
充電方式USB-C充電(1500mAh内蔵電池)フル充電約2〜3時間
※充電しながら使用可能
USB-C充電(800mAh内蔵電池)フル充電約2.5時間
※有線接続すれば充電中も使用可
対応OSWindows 10以降, macOS 10.15以降ChromeOS, LinuxiOS/iPadOS 13.4以降, Android 5.0以降Windows / macOS / Linux(Bluetooth経由でAndroid・iOSでも使用可)
※Mac/Win配列モード切替スイッチ搭載
サイズ約296×132×21 mm約296×130×14.5 mm
重量約506 g約425 g
バックライト搭載非搭載
ソフトウェアLogi Options+対応(Win/Mac)
※Fnキー機能切替やショートカット設定
Keychron Launcher対応(Webアプリ)
※全キーのリマップやマクロ設定が可能

Keychron B1 Proの使用感と不満点

Keychron B1 Pro
テンキーレスキーボードでコスパはいい

最初に言っておくけど、Keychron B1 Proが悪いキーボードということではない。

パンタグラフ(シザースイッチ)式のワイヤレスキーボードが少ない中、3デバイス接続対応でテンキーレス、加えて全キーリマップできる(しかも専用ソフトのインストールが不要)し、こんなに機能がモリモリで7,000円程度で買えるキーボードは今まではなかった。

乗り換えたのは、ただただオレに合わなかったというそれだけのこと。

シザースイッチの軽快な打鍵感

Keychron B1 Proの打鍵感は非常に軽やかで指への負担も少なく、長時間のタイピングにも適していた。
静音性も高く、オフィス環境でも使いやすい。

タイピング感での問題は全然なかった。

魅力ではあった「全キーリマップ」

Keychron B1 Proの特長の一つに、すべてのキーを自由にリマップできる点がある。
これは他の多くのキーボードでは制限されていることが多く、ユーザーによっては大きなメリットとなる。

オレの場合リマップ機能を活用していたのが「Caps Lockキー」。
ほとんど使わないこのキーに、スクリーンショット用のショートカットである「Ctrl+Alt+F5」を割り当てていた。

これは「WinShot」というWindows用のスクリーンショットツールで任意の範囲を選んでキャプチャし、クリップボードにコピーするための操作。
頻繁に使うわりに両手で押さないとできないショートカットなので、Caps Lockにまとめることで作業効率が大幅にアップしていた。

ただ、それ以外で頻繁にリマップを活用する場面は意外と少なく、設定後は特にいじることもない。
全キーリマップの機能自体は確かに魅力的ではあったものの、実運用では「なくても困らない」程度だったというのが正直な感想。

最大の問題:Nキーロールオーバー非対応

最大の問題は、Nキーロールオーバー非対応であること。
この記事でも語ってるんだけど、特に速いタイピングではキーが入力されない「キー抜け」がしばしば発生した。

これは明確に作業効率を損ねていて、めちゃくちゃストレスが溜まる。
タイピング速度を遅くすれば大丈夫そうだが、なんでわざわざオレのパフォーマンスを下げなきゃいけないのか。
そんなことは絶対したくないし、キーボード側がオレに合わせるのが筋だろう。

しばらく我慢して使ったけど、だめだ無理だ。
メーカーに問い合わせてリセット手順などを試したが、解決には至らず。

MX KEYS miniに乗り換えて感じた快適さ

MX KEYS miniとKeychron B1 Pro
高いものは高いなりの理由があるってことよ

タイピング中のキー抜けゼロ

乗り換えてまず感じたのはストレスからの解放。
MX KEYS miniは厳密にはNキーロールオーバーには非対応だけど、実際には6〜7キーまでの同時押しが可能で実用上は全く問題なし。

どんなに速く打っても、すべての文字が正確に入力される。
当たり前だけど凄いことで、一回でも正確に文字が打てなかったりすると地味にストレスが溜まっていく。

この部分で安心感があるだけで、集中力が途切れず作業効率も上がる。

複数デバイス切り替えは相変わらず便利

オレの環境では、MacBook ProとWindowsデスクトップ、iPadの3台を使い分けている(iPadにつなげることは殆ど無いけども)。
どちらのキーボードもBluetooth接続で最大3台までのデバイス切り替えに対応しており、用途に応じて柔軟に使えるのが便利だ。

Keychron B1 Proでもファンクションキー経由で簡単にデバイスを切り替えられるし、MX KEYS miniも同様に「Easy-Switch」機能で切り替えがスムーズにできる。以前使ってたフルサイズのMX KEYS KX800よりも早くつながるようになった気がする。

接続の安定性も両者ともに良好で、日常的なマルチデバイス作業には十分な性能を備えている。

Logi Options+で最低限のカスタマイズ可能

全キーリマップはできないものの、F4やF5にオレがよく使うスクショ関連を割り当てる程度ならLogi Options+で十分対応できていて、必要最小限をしっかり押さえている設計になってる。

というかもはやスクショについてはマウスのほうに割り当てるようにしたから、ついにリマップの必要性がほぼなくなった。

気になる点:価格とレシーバー非同梱

やっぱり価格は高い。
16,000円を超える価格はパンタグラフキーボードとしてはかなり強気な設定。

さらに有線接続には非対応でLogi Boltレシーバーも同梱されてないから、Bluetooth接続しか選べない初期状態には若干の不便さを感じた。
新品PCのセットアップ時など、レシーバーがないと接続すらできない可能性がある。

バックライト機能なんていらないから、レシーバーを入れておいてくれ!!と声を大にして言いたい。
バックライトなしにして、レシーバーつけて価格そのままでいいじゃん。
それが正解だと思うよ。

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MX KEYS miniが届いたその日にLogi Boltレシーバーをポチった。
よっしゃ、これで手元のトラックボールマウス「M575S」とレシーバーを共通化できるぞ!

と思ったのもつかの間、衝撃的な事実が発覚。

Logi Boltは・・・??

何をやっても繋がらなかったからLogi Options+のM575Sの画面から飛んだリンク先を漁っていたところ、オレのM575SはLogi Boltに非対応で、従来のUnifyingレシーバーとBluetooth接続のみということ判明。

ChatGPTに確認したところ以下の回答。

  • あなたが2023年10月に購入された「M575S」という名称のマウスは、残念ながら“旧M575”のAmazon限定仕様と考えられます。
  • 静音クリックやBolt対応を求めるなら、本物のM575S(M575SPなど)への買い替えを検討した方が良いでしょう。

最新のM575SPはLogi Boltに対応してるのに・・・ポートが2つ埋まってしまった・・・。
レシーバーは一つにまとめたかった。悲しい。

MX KEYS miniとKeychron B1 Proの実用面比較

MX KEYS miniとKeychron B1 Pro
機能的には結構違う

打鍵感の違いと静音性

どちらもパンタグラフ方式でそこまで違いはない。
静音性については両者とも優秀で、深夜やオフィスでも気兼ねなく使えるレベル。

入力精度と安定性

ここが最も大きな差。

B1 Proでは頻繁に発生していたキー抜けが、MX KEYS miniでは完全に解消。
入力精度に信頼が持てることで、作業効率が大きく向上した。
わざわざオレのパフォーマンスを下げる必要もない。

いやぁマジで・・・キーがちゃんと打てるって素晴らしい!!

接続性と設定の自由度

B1 Proは有線接続にも対応し、全キーリマップ可能という柔軟さがある。
対してMX KEYS miniはBluetoothおよびLogi Boltによる無線接続専用で、キーのリマップは限定的。

その代わり、接続の安定性と切り替えの快適さは優れている。

写真で比較

MX KEYS miniとKeychron B1 Pro
サイズはほぼ一緒
MX KEYS miniとKeychron B1 Pro
MX KEYS miniのほうが角度がついている
MX KEYS miniとKeychron B1 Pro
最下段はキー配置が異なる
MX KEYS miniとKeychron B1 Pro
筐体上部のポートとスイッチ
MX KEYS mini
キーにはくぼみあり
Keychron B1 Pro
B1Proもあるけどくぼみはちょっと浅め

結論:入力信頼性で選ぶならMX KEYS mini一択

MX KEYS miniとKeychron B1 Pro

タイピングにおける「入力の信頼性」は、快適な作業環境に直結する重要な要素。

Keychron B1 Proは全キーリマップできて自由度が高くコストパフォーマンスも良いが、文字が抜ける問題がどうしてもネックだった。
最終的に、自分にとって最も重要だった「キー抜けのないタイピング体験」を提供してくれたのはMX KEYS mini。

オレはシステムエンジニアだからコーディングすることもあるし、資料も作るし、何よりこのブログを執筆しなきゃいけないからタイピングの正確性は必須になってくる。
価格がやや高いことは否めないが、日々のストレスから解放されるならそれだけの価値は十分にある。

じゃ、おつ!

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ちなみにカバーはこれ。

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